選挙ポスターはなぜ雨に濡れても大丈夫なの?
統一地方選挙が近づき、弊社でも選挙関係の仕事が増えてきました。とろこで、よく街中でみる選挙ポスターですが、あれだけ長期間貼られているにもかかわらず、雨でボロボロにならないのは不思議ではありませんか?
実は選挙ポスターには風雨にも負けない秘密があるんです。今回は、ちょっと特殊な選挙ポスターの秘密を紹介したいと思います。
選挙ポスターが風雨に強い理由
選挙がなくても街角にある議員さんのポスターは何年も貼られ続けていますよね?通常、紙の印刷では表面加工をしていても、1回雨が降ったらボロボロになってしまいます。
選挙ポスターの耐久性の強さはズバリ「紙」に秘密があります。選挙ポスターに使用されている紙は「ユポ」という特殊な紙を使用しています。
ユポとは
ユポは「株式会社ユポ・コーポレーション」が製造している合成紙の1種です。ユポ・コーポレーションは合成紙において世界の70%のシェアを有する日本の企業で、王子製紙(現・王子ホールディングス)と三菱油化(現・三菱ケミカル)の折半出資により設立されました。
社名の由来は三菱油化の「YU」と王子製紙の「O」をPaperの頭文字「P」で結びつけるという従業員のアイディアから「YUPO=ユポ」とネーミングとされたそうです。
通常の紙は木材を原料とする「パルプ」を使用していますが、「ユポ」は原油を材料とする「ポリプロピレン」を使用して製造しています。つまりプラスチックの紙版ということで、水に強くまた、破れにくいという特徴を有しています。
そのような理由から、ほぼすべての選挙ポスターはユポに印刷しているため、風雨に強くボロボロにならないのです。ちなみに、ユポは通常の紙よりも価格が高いため印刷コストは少し高くなります。
ポスター代を安くしたかったのか、一度だけ紙で印刷された選挙ポスターを見たことがあります。期間中に雨が降ってボロボロになり、ビニール袋をか被せて貼り直されていました・・・その手間暇を考えたら少し高くてもユポを使った方がいいですね。
ユポのそれ以外の用途
ちなみに選挙関係でいうと「ユポ」は投票用紙にも使用されています。投票用紙は風雨には関係ありませんが、折り目が入りにくく開き易い為、開票作業の時間を大幅に短縮出来るというメリットがあるためです。
また、風雨に強いということで、屋外に保管された荷物に付ける荷札や、屋外に置かれた機械に貼るシール、スーパーの陳列棚のPOPなどにも利用されます。
弊社でもユポ印刷に対応していますので、屋外に利用する印刷物がありましたらぜひご相談ください。
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