【明光堂探検隊 vol.2】 ― ドイツの会社を訪問して感じた事―ヴァレーマ社
皆さん、こんにちは!
久々に明光堂探検隊の登場です!!
前回同様、明光堂探検隊と称して、世の中にある色々な空間や、ワークスタイル変革に取り組んでいる企業様を紹介していきたいと思います!
実は、先日『ドイツ』に行ってきました!!
ドイツで活躍する企業を数社見学させて頂いたので、是非皆様にご紹介いたします!
少し余談になりますが、まず日本とドイツの労働環境について触れてみたいと思います。
最初に1人当たりの平均年間総実労働時間についてですが、ドイツが先進7ヶ国のG7で最も少ないといわれています。
単純計算すると、日本はドイツより年間で1カ月半以上(1日平均8時間労働)多く働いているという計算になるそうな(驚)
なぜ、こんなにも違いがあるのか・・・その背景として、ドイツの労働時間は、連邦政府によって厳しくチェックされているそうです。労働時間は1日8時間までで、最長で10時間が限度。6ヶ月平均で1日平均8時間を超えることが許されおらず、違反があった場合、経営者が最高で禁固1年や最高で日本円で200万円相当の罰金刑になる。徹底していますね!!
また有給休暇の取得にも大きな影響が出ており、ドイツは法律で年間24日以上の有給休暇が義務付けられ、ほとんどの会社が30日としている。有給消化率は、ドイツはほぼ100%であり、一方の日本は世界ワースト2位との事です。ちなみに、ワースト1位は韓国になります。
ここで、一つ疑問を感じます。
労働時間が短いドイツですが、なぜ生産性が高いのか!?
その一つの理由として、仕事のスタイルにあると言われています。効率化のため、社員一人ひとりに与えられる裁量が大きいのもその特徴です。日本流の「上司」→「そのうえの上司」→「役員」による頻繁な報告や決済が少なく、担当が即決できるシステムで、仕事の情報も共有化し、同僚と円滑にサポート体制を構築できる。もちろん、年間で150日ほど休暇があるのでリフレッシュできることも要因になっているそうです。
また、国際労働機関(ILO)の調査結果によると、女性の社会進出で日本は108の国・地域で96位、ドイツが28.6%の16位。両国でかなりの開きがある。欧州全体では、企業の女性役員を増やそうという機運になっており、ドイツでも法制化された動きが目立ちます!日本はまだまだこれからですね。
少し前置きが長くなりましたが、そんなドイツ企業のオフィスってどんな感じなんだろう????
とても気になります・・・
私が受けた印象を一言でいうと、実に『Practical プラクティカル』でした!! いわゆるとても実用的なオフィスだという事です!!
今回、ご紹介する会社はブラインドメーカーである『ヴァレーマ社』です。
ドイツ国内でトップシェア、ヨーロッパでも60%のシェアを含む、とても素晴らしい会社です!!
まずは外観からご紹介です!!
続いて、オフィス内の様子です。カンパニーカラーが『赤』なので、徹底的に赤色を使っています!!
ブラインドの一部にも赤色が使われていたり、机周辺の備品も赤を使っていたり、全て赤・赤・赤・赤!!!!
赤と白の組み合わせで、とても特徴的なオフィスですね♪
一人当たりのスペースがとても贅沢に使われています!
法律で、一人当たりのスペースが決められているとか!?
羨ましい・・・(笑)
ノベルティや、収納ケースなどもやはり赤ですね~♪
今日本で流行っている【昇降テーブル】も下記の通り活用されていました!!!
実は、このヴァレーマ社では医師に腰痛の診断結果をもらえば使用を認めるとの事。
逆にないとダメなんだぁ・・・
下記の赤い物体は!?
こちらは日本でいう【改善ボード】になるそうです!!
これも赤で統一~!!!
建物は少し年数が経過しており、OAフロアではなかったですが、その分壁面と天井からLANと電源口を設けて、床下にモールなど剥き出しにならず、とてもスッキリした空間作りをされています!!
観葉植物や、絵画などもオフィス内に多く飾られているのも、特色の1つだと感じました。
もっとも感じたのは、ドイツはペーパーレスが進んでいることです!!
フロアスペース・ワーカー数のわりにキャビネットがとても少ない・・・
執務スペースもマネージャールームもその他のスペースも。
これは我々も見習わないといけないなぁと強く感じました!!
全体通して、冒頭申した通り、実に『Practical プラクティカル』!!
そんな印象を受けませんでしたか?
皆さん、是非ドイツのオフィスを参考にしてみてはいかがでしょうか♪
【つづき】
他のドイツの会社も見学しているので、また次回以降ブログでUPしま~す!!