オフィスのこと。まるごと。

ブログ

Blog

間違いやすい人名漢字(異体字って?)

2020年12月08日

間違いやすい人名漢字がある原因の一つは異体字がたくさんあるからです。

「異体字って?」異体字とは読み方や使用方法などが同じ漢字なのに、形が異なる漢字です。

氏名で使われている中で、異体字が一番多いとされているのは渡辺という苗字に使われている「辺」(へん・なべ)だそうです。

弊社で使用しているPCで「辺」の異体字を20文字出してみました。この20文字すべて全く同じ文字はありません。

違いはわかりますでしょうか?

大きく分けるとしんにょうが、一点しんにょうと二点しんにょうとに分かれます。それ以外は八ハ白自口方などのパーツに違いがあります。

沢山ありますが、実はこれが全てではなくまだ他に異体字がたくさんあるようです。日頃から異体字の多い漢字だと思っていましたが、こんなにたくさんあるとは思ってもみませんでした。調べてみてびっくりです。

氏名の下の名前は使用できる漢字が決まっていますが、苗字には決まりがありません。
昔から使っていたものになるので、本家と分家を分けるために文字の一部を変えたり、届けた際の「とめ」「はね」「はらい」等、書き手によって変わって登録されたりし、増えていったようです。

今回使用した書体は明朝体と言われる書体ですが、下にあるように〈明朝〉では違う形の漢字になっていたものが、書体を〈楷書〉に変えただけで、すべて同じ漢字になってしまっています。このように書体により形が変わってしまうこともあります。

書体によって異体字等の表示できる文字の種類が異なっているのです。
名刺を作成する際、規定の書体が統一して決まっている場合、希望の漢字の形に変換できない場合があります。

たとえ変換できなくても心配はいりません。通常パソコンで変換できない珍しい漢字でも、ほぼ全て作ることができます。

普通変換できないからと別の漢字を使わず、正しい漢字で名刺を作ることができます。

勤務先で名刺を作成する際、名刺を使用する本人ではなく発注の担当者の方が原稿を作成されると思います。
正しい漢字で名刺を作るためには、書体により形が変わることを認識していないと、思っていたものと違うものが出来上がってしまうことになります。

ご自分の名前の漢字の形を正しく作ってもらう場合、発注担当者の方や印刷会社に、正しいものを伝える必要があります。

ちなみに弊社の社名、明光堂の『明』の異体字はないと思っていましたが、調べてみるとありました『朙』。

実は調べてみると戸籍では漢字の形が違っていた、ということもあるかもしれませんね。

この機会にご自分の氏名の正しい漢字を確認してみてはいかがでしょうか?

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
*印刷・文具事務用品・オフィス家具・引越し・レイアウト相談・通販・家具修理・防災用品・ペーパーレス・働き方改革のお手伝いなど、オフィス内でお困りなことがありましたら、是非明光堂までお気軽にご連絡下さいませ!!“オフィスのことまるごと”ご相談承ります!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

明光堂ブログ担当 投稿者:明光堂ブログ担当
2020年12月08日 09:46
この記事を共有する
  • Facebookでシェア
  • このエントリーをはてなブックマークに追加