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今も現役で活躍!明光堂の単色印刷機のご紹介

2020年10月23日

現在の明光堂は、印刷だけではなく、オフィス関連、アスクルエージェントなど事業の幅を広げていますが、創業時は印刷業からのスタートでした。活版印刷からスタートし、現在ではオフセット印刷へ移行していますが、実は変わらないところがあります。それは「単色印刷」であることです。

コニカミノルタのオンデマンド機「C1100」

最近はカラー印刷も非常に安くなってきたため、一昔前に比べるとカラーの印刷物が増えています。弊社でもオンデマンド機を導入し、カラー印刷にも対応していますが、伝票などの印刷には今でも単色機が活躍しています。

時代の流れで伝票をはじめとした単色印刷が減少し、その影響で単色機も非常に少なくなってると聞いています。

「この時代にこんな古そうな機械が活躍するの?」と思われるかもしれませんが、単色印刷機には4色機にないメリットがあるんです。

 

明光堂の単色機

明光堂の単色機は橋本鉄工製の印刷機。2台保有していますが、1台は稼働している機械の部品取りに置いています。というのも、製造元がすでに廃業しているため、新たに部品を調達することができないからです。

 

・版
印刷データを金属でできた版に焼き付けて出力します。一昔前はフィルムを出力して製版していましたが、現在はCTPにより、データから直接製版しています。この版を印刷機の「版胴」と呼ばれるローラーに巻き付けます。

 

・印刷できる用紙サイズ
コンパクトな大きさ。「菊判四切サイズ(A3ワイド)」に対応しています。

 

・印刷の仕組み

オフセット印刷

オフセット印刷の仕組み
(Wikipediaより)

機械を回すと版胴に巻き付けられた版にインキと水が付着。版に付着したインキがブランケットと呼ばれるローラーに転写。ブランケットと圧胴の間を紙が通過し、ブランケットに転写されたインキが紙に印刷されるという仕組みになっています。

 

明光堂の単色機が得意な印刷物

弊社が得意な印刷物は「伝票類」です。伝票といっても単票、複写伝票など様々な種類がありますが、明光堂では幅広い伝票印刷に対応しています。また、薄口模造紙のような薄紙からタグや名刺のような厚紙まで対応しています。

単色機の得意なのは特色印刷。カラー機ではCMYKの4色のインキで色を表現しますが、単色機の場合、DICカラーガイドなどを参考に複数のインキを練り合わせて特色インキを作り1色で印刷します。カラーで印刷してしまう方が簡単ですが、CMYK4色では表現できない色も特色では表現できたりします。例えば、金・銀・蛍光色も特色印刷では可能です。

また、単色の印刷物を4色機で印刷するのは、手間隙を考えるとコストパフォーマンスが良くありません。単色機なら機械のセットする時間が短く、版の出力も1版で済むためコストパフォーマンスに優れています。

もちろん大量の伝票となれば、輪転機のほうがコスト、スピードともにメリットがあります。しかし明光堂の単色機は、小ロットの印刷に力を発揮します。近年は伝票印刷自体が減っていますが、だからこそ今でも活躍しているわけです。

単色機を持つ印刷会社さんは近年減少傾向にあると聞きます。小ロットの伝票印刷でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ明光堂までお問い合わせください。

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明光堂ブログ担当 投稿者:明光堂ブログ担当
2020年10月23日 05:56
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