選ばれるオフィスデザインとは!?
皆さん、こんにちは!!
さて、今回は選ばれるオフィスデザインとは、どんなものなのか??考えていきたいと思います。
そもそもオフィスデザインはどのように変化していったのか?
少しオフィスの変遷を振り返ってみましょう。
もともと「オフィス」という環境は産業革命によって生まれたものと言われております。大量に物を生産できるようになり、管理や企画といった少人数で行っていた業務が増大し、これらを行う人の働く場が工場に併設するかたちでオフィスが用意されていった歴史があると聞いております。
また、日本においては、オフィスビルが日本に持ち込まれたのは明治時代となってからと言われています。
そして、戦後のオフィスの変遷というと、
◆1960年代~1970年代初期=高度成長期=
手作業による事務処理が中心であり、ソロバン、タイプライターにて。当時、産業革命のときと同じく、上から下への指示系統のもと、効率を上げ、多量にモノを生産することに適した
はたらき方が求められた。オフィスはヒエラルキー組織の組織図をそのまま再現したような対向式や、学校式レイアウトが主流であった。スチール家具普及の時代で進駐軍グレーと呼ばれるやや緑みを帯びたグレーが浸透した時代。
◆1970年代中期~1980年代前半=低成長期=
事務処理用のオフィスコンピューター、複写機、電卓の普及が進み事務処理が大幅に効率化が進んだ。一方で、テクノストレスの問題などが浮上し、快適性による健康面への配慮や心身ともにくつろぐ環境への課題が生まれる。オフィスは島型対向式レイアウトが主流で、スチール家具はグレーだけでなくベージュが加わった。
◆1980年代後半~1990年代初頭=バブル期=
ワープロ、PC端末機の普及でOA化が急速に加速し、急激な経済膨張により深刻な人手不足に。オフィス人員増加も急加速して深夜残業の常態化によるストレス増大や、OA化によるワークスタイルの変化に対応し、オフィス環境の整備が求められる。1987年 (社)ニューオフィス推進協議会(NOPA)設立 ニューオフィス化の指針PCに対応するデスクレイアウト、人間工学を考慮したイス、業務に合わせた多様なレイアウトスタイルが登場。スチール家具の色は明るいアイボリー系に変化し、パネルやフロアカーペットの導入など、インテリア意識が高まる。食堂やリフレッシュエリアの充実も見られた。
◆1990年代中期以降~2000年代初頭=マイナス成長期=
バブル崩壊によって、今までの企業戦略は根本的な見直しを迫られる。『常に変革ありき』『変化し続けないと生き残れない』という時代へ。企業は体質改善を求め、スペース効率向上や、組織変更への柔軟な対応など、オフィスコストの削減を中心にオフィス見直しを徹底して図った。一方、ネットワークPCが一般化し、携帯端末を使ったモバイルワークが出現。省スペースを目的としたフリーアドレスや、家具を建築の一部と捉え、組織変更の際も机を動かさないユニバーサルプランなど、企業によって多種多様なレイアウトを実施。
◆2000年代~
企業は、低迷する業績を上昇させるという絶対命題に加え、一見して二律背反するような、多種多様な課題の解決策を求められる。オフィスは、経営資源として前向きに捉えられるようになり、企業戦略を見据えた目線で省コスト、効率性、機能性、快適性、変革性、柔軟性のみならず、多様性、安全性創造性を考慮し、企業文化を豊かにはぐくむ場として活用され始めた。
◆2010年代~
「モノ」から「情報」「サービス」へ市場が変移していく。企業は主な職場環境は工場からオフィスに変わり、工場では品質や生産性の向上を必要としていたことが、オフィスでは創造性が重要視されるようになり、知識労働者の成長やモチベーション向上、より優秀な人材確保が必要とされていくことで、オフィスデザインのもたらす効果が大きくなってきた。
オフィスデザインに期待する効果
企業にとってオフィスデザインに期待していることは、大きく3つです。
①モチベーションを高める!
②採用UP。選ばれる企業へ!
③従業員満足
企業にとってオフィスデザインに期待していることは、決してオシャレな見た目だけではなく機能や設備が取り入れられていることが大切である。
昇降テーブルや、個人ワーク備品などデザインや機能性の伴った家具の選定をすることでコミュニケーションが活性化されることや、バーやカフェスペースを作ることでコミュニケーションを誘発させる仕掛け、そして生産性を向上させるといった効果がうまれます。このようなテーマに対し、視覚的、物理的な機能を持たせたデザインで課題を解決。
そうした環境を整えている企業は優秀な人材を確保し、働く社員のモチベーションが高く、自然と人や企業が集まってくるようなことがオフィスデザインの期待される効果です。